6月20日(土)
仙波敏郎という人を知っているだろうか。
今日、この人のすごい講演会があった。この話を聞いてボクの中の何かが変わった。確実に変わった。
今日の本当の目的は天木直人さんの話を聞くことだった。講演会の内容をよく知らずに、とにかく天木直人の話がきけるならと、深く考えずに向かってしまった。
場所はまたも名古屋(笑)、1時半から栄。11時に高山を出てすっ飛ばした。
するとその講演会のメインは仙波敏郎という人の話だった。
なんとこの人は、愛媛県警の元巡査部長で、現役時代に実名で警察組織に蔓延る「裏金」を内部告発し、この2009年3月31日に“定年退職”した元警官なのである。もらった名刺に「警察見張り番 愛媛 代表」となっている。
仙波さんは、定年退職の翌日4月1日にこの告発本を出版した。その出版記念講演会のようなものだった。
著者の紹介にこう書いてある。
仙波敏郎 1949年愛媛県に生まれる。元愛媛県警巡査部長。1973年、24歳で巡査部長昇任試験に合格するや、警察の裏金作りの基本的な手口「ニセ領収書」を書くよう求められ、拒否する。以来、幾度となく協力を要請され「組織の敵」呼ばわりされながらも、「警察官が犯罪行為をしてはならない」との信念を貫き、一度も裏金作りに手を貸さなかった。2005年1月に警察の裏金の実態を実名で内部告発。現職警官による告発は史上初にして唯一。辞めさせようとする警察内部の圧力にも屈せず、その後も現職の一警官としての職務を全うし、指名手配犯を逮捕するなどの功績を残し、2009年3月31日をもって定年にて退官。
講演を聞いた。おどろいた。
警察庁の年間予算はおよそ3兆円。そのうち400億円が毎年裏金になって、警察幹部が私腹を肥やしているというのである。しかも、高い階級へ行けば行くほど、分け前が多くなる仕組みができていて、署長になれば裏金で家が建つとまで警察内部では言われているらしい。そしてこの裏金作りに協力しないとなると、徹底的な‘報復’責めにあったそうだ。不当な異動、昇進から外される、職場内での無視・・・その組織的な仕打ちと陰謀工作にも耐えながら、一切の悪事に手を染めることなく定年まで勤め上げた。これは奇跡だと言っていた。普通はその仕打ちに耐えられず辞めていくか、陰謀で犯罪者に仕立て上げられ社会的に抹殺されるかだと。だから奇跡だと。仙波さんの支援者は、とにかく仙波さんが定年まで勤め上げることを最大の目標としてきた言うのである。
これは本当のことなのか・・・?俄かには信じられない話だ。だって「警察」ですよ。悪いことを摘発し取り締まる警察のことを言ってんですよ・・・
しかし、直感的にこの人はウソを言うような人ではないと感じた。明るい口調ではきはきとそして淡々と話をされたが、話す内容は凄まじいものだ。
なんで、なんでこれが問題にならないんだ?
岐阜県庁の裏金なんてレベルじゃないだろう!!
何で摘発しないんだ!!これは立派な犯罪だろ?
しかも完全にメディアからも黙殺されている。
これが国家権力の恐ろしさだなんて言われればそれまでだが、あきれて言葉が出てこない。こんなことがまかりと通っていいのだろうか!
仙波さんのこの講演で印象に残った言葉を列記する。
・今の警察は自浄能力がゼロ 25万人の警察官が全員裏金作りに加担した犯罪者だ
・漆間巌など裏金まみれで昇りつめた男
・裁判官ほど常識が通らない人間はいない
・やくざと警察の癒着なんて常識
・警察は犯人を逮捕することで特別な金が入る。だから何でもかんでも逮捕しようとする。だから冤罪も減らない。菅家さんの件など最たるものだ。毒入りカレーの林真須美被告も、ただ怪しいと言うだけで客観的な物証もないまま状況証拠だけで逮捕し起訴している。決定的とされた事実は初公判のだいぶ後から出ている。そんな決定的な事実が最初から出て来ないこと自体が不自然。後から捏造されている可能性が高い。マスコミもそれに乗っかり、ただ怪しいというだけで林を犯人であるかのように報道し国民の憎悪感情を煽っている。
・この裏金を追求した政党は共産党と民主党だけ(しかしどちらも途中で腰砕け)
これで、菅家さんの冤罪事件も腑に落ちた。完全に警察の捏造・でっち上げである。高知のスクールバス事件もそうだ。身内を守るためにはすべてをでっち上げる。それが警察なんだ・・・
この数ヶ月、ボクはいろんな本を読みドキュメンタリーも見てきた。その中に警察の不正や謀略を暴くものがたくさんあった。きっとそれらはすべて本当なんだろうと確信した。ますます国家というものが信じられなくなってきた。そしてメディアへの不信感は一層募ることになった。
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