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2009年7月

「罪と罰」読んでる最中に死刑執行・・・森法務相3回目の執行命令

7月28日(火)

 今日、また死刑が執行された。

 森法務相になってから3回目の執行だ。執行された3人は、死刑確定から執行までの期間が数年と短い。この頃の死刑判決の多さと執行へのためらいのなさ・・・厳罰化の社会の流れは止められない気配だ。

 森達也さんの本を読んで講演を聞き、また死刑について深く考えるようになったのが、この4月。それ以来、いろんな本を読み、いろんな映像を見、いろんな人の話を聞いた。刑務所を見学もした。

 そのボクの心は、現時点で死刑廃止のほうに傾いている。

 しかし、今自分が得ている情報も廃止論側から発せられるものが多いことも確かだ。

 やっぱり、死刑存置派の主張もしっかり勉強してから自分なりの判断を出さないと、それこそ偏っていることになる。

罪と罰  今読んでいるのが、今年4月に出たばかりの「罪と罰」だ。あの「光市母子殺害事件」の遺族、本村洋さんと、死刑存置派の論客藤井誠二、それと、なんとボクと同年齢だけれどなぜかあんまり好きになれない宮崎哲弥の3人の対談形式の本だ。

 半分くらい読んだところだが、ボクの心が存置のほうに傾いたとは言えない。ただボクの場合、どんな人であってもその命が強制的に失われるということに違和感を感じるという感情的な部分にたよるだけで、ボクには理論がない。

 だからかどうかはわからないが、この本を読んでいて思うことは、「死刑」だけに興味を示していたんでは「死刑」については語れないということだ。国家、民主主義、刑法、宗教・・・死刑の是非を語るには押さえとかなければならないことがたくさんある。

 別に死刑問題に限らず何でもそうなんだけど・・・

つくづく思うが、ボクには知識が無さ過ぎる。

 7月11日に立教大学で、存置派の藤井誠二と廃止派の森達也とが学生も交えた大ディベートを一般公開で行ったそうだ。

 そのときのサブタイトルが‘一方聞いて沙汰するな’。

 行くべきだった・・・

20090726_009

 

 

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FUCHU PRISON  府中刑務所を見学した・・・5

 受刑者の処遇場面を見学し終えて、さっきの会議室へ戻った。

 事前にアムネスティから刑務所に提出されていた‘質問事項’への回答と、参加者からの質疑応答が始まった。

 質問事項は43項目に渡っており、素人のボクには十分すぎる内容だ。

 刑務官のフジモトさんはその質問事項すべてに答えてくれた。印象に残った質問(回答)を羅列したい。
・現在の職員数、568名。うち男性刑務官485名、女性刑務官2名。
・受刑者定数2,842名、現入所者数2,986名(144名の超過)

障害・疾病に関する問い
・精神障害のある受刑者902名(知的障害除く)
・身体上の疾患・障害のある受刑者1,343名(これには高血圧等も含む)
・発達障害のある受刑者 不明(統計なし)私見、検査すれば確実に多数に上ると思う。
・知的障害(軽度含む)のある受刑者32名(私見、これは療育手帳を持っている人数だと思う。上の精神障害との分別もできていないだろうし、これも検査をすれば相当な数になると思う)
・聾唖の受刑者 1名

高齢者・死亡者に関する問い
・60歳以上の受刑者 530名 そのうち65歳以上288名、70歳以上124名、75歳以上42名、最高齢85歳
・この1年間で死亡した受刑者 22名 20歳代2名、30代1名、40代1名、50台10名、60代6名、70代2名。
病死18名、事故死4名(自殺2、誤嚥2)
・この1年で自殺を企図した受刑者 22名
・この1年で医療刑務所に移送した受刑者 13人
・痴呆の高齢者、寝たきりの高齢者について「介護の区分で統計を取っていないので不明」の回答。私見、確実にいるはず。

つづく・・・

 

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この文章すごい!「映画ひめゆり」の高校生の感想・・・

7月23日(木)

 「映画ひめゆり」の監督である柴田昌平さんのブログ「大道映画人」に、映画ひめゆりを見たある高校生の感想文を掲載している。

 すばらしい文章だ・・・

 とても高校生の文章とは思えない。感激である。

 ひめゆりを見て、ここまでに深い思いに至ったこの高校生に敬意を表したい。

 ウチのRyoもひめゆりを見た。ウチのRyoはここまで思考してこれだけの文章を書くことはできないだろうけれど、だけど、心では同じくらいの何かを感じてくれていたと思う。上映後のRyoの顔を見てそれは感じた。

 やっぱり「ひめゆり」は、中学生・高校生をはじめ若い人たちにぜひ見てもらいたい映画だと、改めて感じたしだいであります。

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日食を見た、すごい!

7月22日(水)

 今日、日食を見た。

 なんと日本では46年ぶりの皆既日食だとのこと。

 ん?46年ぶり? ってことは、前回の皆既日食はボクが生まれた年ではないか!!

 あらまー、知りませんでしたわ。皆既日食さんとそんなご縁があったんですなー。

 そんなわけで皆既日食に妙な親近感を覚えつつ、事務所の仲間と日食が始まったら仕事中断して見よう!なんて話していた。だけど10時頃から曇っていて見られないなと思っていた。

 日食が始まってしばらくして、なんかきもち薄暗くなり始めたな~と感じた頃、ちょっと不思議なことが起こった。事務所の窓の網戸にスズメが2羽ぶつかってきたのである。こんなことは初めてで、ひょっとしてスズメもこの日食で感覚が狂ったのだろうかなんて思ってしまった。

 その後しばらくするとちょうど雲がなくなり陽が射してきた。

 早速、事務所のみんなで外へ出て、黒いビニールゴミ袋をかざして見てみた。

 すごい!しっかり太陽が欠けているのがわかった。

1  がんばってデジカメで撮ってみたがやっぱうまく撮れん。でも太陽の右下が欠けているのが微妙にわかりません?

 しかし、あんなに欠けているのにこんなに明るいなんて、やっぱ太陽ってすげえなと思った。

 家ではmikiとkanaがいろいろ工夫して見ていたようだ。海苔缶のプラスチック蓋をかざしたら、きれいにはっきり見えたと喜んでいた。なるほど、すごいものを使ったな。だけど、ryoは高校の授業中で、見させてもらえなかったようだ。??せっかくの機会なんだから見させてやればいいのに・・・

なーんてこと考えながら、この壮大な自然現象、少しだけ楽しませてもらいました。

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Mikiが帰ってきた・・・

7月20日(月)

 mikiが突然東京から帰ってきた。

 夏休みになったと聞いてはいたが、盆の頃まで帰っては来ないと思っていた。

 それが突然帰ってきた。

 その理由に笑った。

 今日はmikiの誕生日、「東京の友達が祝ってやるとか言ってたくせに、前日になっても連絡をよこさん!!もーむかついたから帰ってきた。一人で誕生日なんていやだ!!」

 「誕生日を一人で迎えるなんてわびしすぎる・・・」だって(笑)

 でもやっぱ、mikiが帰ってくると我が家はうるさくなる(笑)

 みんなうれしいんだろうな。

 いつ東京へ戻るのか知らんが、ま、ゆっくりしていけや!

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優勝おめでとう!!

7月19日(日)

 昨日、今日と高校バドミントン飛騨地区総体が行なわれた。

 ウチの***が男子団体戦に出場。***の*太高校は見事全勝で優勝を飾った。

20090719_031  高校生の大会は初めて見たが、やはり中学生とは違う。だけど、ジュニアから鍛え上げた選手が多く集まる*太高校は圧倒的な強さだった。

 この大会は、上のない大会なのでこれで終わりだが、***にとっては初めての高校の大会出場、***はすべての試合をダブルスで出場したが、***自身も全勝で終わり、大きな自信になったことと思う。

  本当におめでとう。来年はインターハイ出場をまじめに目指してがんばってほしい。

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K*** 優勝おめでとう!

7月21日(火)

 18日から中*連*騨地区大会が行なわれているが、今日バドミントン競技が行なわれた。

 バドミントン競技は今年初めて中*連*騨地区大会の正式競技として認められた。昨年までの大会はまだ正式種目となっておらず、県大会への予選とはなっていたものの、会場に担当校長が来ることもなく、T先生が一人で企画し段取りし、大変な思いでおこなわれていた。

 だから、高山市のバドミントン界にとって、今日はある意味画期的な日だったのだ。

 その女子シングルス個人戦で、ウチのK***が優勝した!!

 よくやった!2年生ながらの優勝は立派だ!決勝は同じ中学の3年生、身内同士の戦いはつらいものがあっただろうが、本当によくがんばった。

 父は嬉しい!

 何が嬉しいって、精神的に強くなってくれたことが一番嬉しい。

 先日の市大会も準決勝で同じ対戦となったのだが、その試合、1セット先取したにもかかわらず相手が3年生ということで精神的な弱さが出て、その試合を落としてしまった。

 今日の試合でも同じような状況となったが、相手の不当な威圧にも怯まず堂々と戦い抜き、2セット連取で勝利した。

 今日の勝ちはk***にとって大きいものがある。

 次はいよいよ県大会、7月31日だ。あと10日ある。がんばって目標であるベスト8入りを果たしてほしい。

 とにかく k*** おめでとう!

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FUCHU PRISON 府中刑務所を見学した・・4

20090709_028_2   次は、自動車整備工場へ向かった。

 ここは、刑務所に‘隣接した民間工場’だとのこと。民間の自動車整備会社を刑務所内に誘致したとでも言うのか、つまり、刑務所の塀の中に場所を提供して一般の会社に入ってもらい、そこで受刑者を作業員として受け入れさせ、実際にそこで整備工場の営業をしている。だからここで作業している人は受刑者だけでなく民間人もいるということで、塀の中にまたひとつ特別な区域が作ってあるって感じ。そこだけは民間人との接触ができる空間ということになる。だから当然そこへは自由に出入りできず、しっかり施錠された別の網のフェンスで仕切られている。

 刑務所内の作業種のひとつとしてあることは間違いないのだが、作業としてはワンランク上というか、受刑者で自動車整備士の資格の取得を目指したい人が働いており、刑務所内でもいわゆるエリートがここに来るというような話しだった。実際に車検をはじめ様々な自動車整備を行なっているようで、非常にいい仕事をすると評判らしく、説明の刑務官も「もしこの府中で住んでいる人で車を持つ人があれば、ぜひ車検は当刑務所の整備工場で受けてください」とまじめに話していた。ただ「残念ながら代車がないんです」とのこと。

 優秀整備工場というような認定書や表彰状のようなものが何枚も飾ってあった。

 しかし、そこにいる受刑者の数は少なかったように思う。なかなかここで働いて資格を身につけようなんて考える(というかそれができる)受刑者はいないのだろうか・・・

 そこを出ると、もう見学はほぼ終わり、あとはまたさっき説明を受けた会議室に戻る。その道中、本日の食事の献立(見本)がみられるようにしてある棚が設置されてある場所も通った。今夜の食事と明日の朝のメニューが見ることができる。今夜のメインディッシュは肉の炒め物だ。だけど肉だけを炒めて無造作にプラスチック皿に盛ってある様は、とてもうまそうには見えない。ご飯も麦飯、汁もあるにあるがって感じだ。

 食事だけは福祉施設は勝っているな。選んだりはできないにしても、僕の勤める施設の食事はおいしそうだし実際にうまい。

 その後、受刑者が作ったという‘庭園’を見た。池があって水が岩から流れてくるような立派な庭園だ。その岩はコンクリートで作った張りぼてらしいが、そう言われなければまったく分からない立派なものだ。

 最後に塀の横を通ったのだか、塀の上のほうには3本の細い電線(のようなもの)が張られていた。最後を歩く若い刑務官に最後の質問をした。

「あの線には電気が通っているんですか?」

「電気は通っていません。ただあの線に触るとすぐ切れるようになっていて、どこで切れたがすぐに分かるような仕組みになっています。」

「やはり脱獄しようとする受刑者はいるのですか?」

「私が勤め始めてからは一度もそういうことはありませんが、過去にはあったようです。」

 そこまで話して、ついに出入り口まできてしまった。そこを通ればドアが施錠されてもう戻る事はできない。出迎える刑務官も「お疲れ様でした」などと丁寧だった。

 まだまだつづく・・・

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FUCHU PRISON  府中刑務所を見学した・・3

 いよいよ受刑者のいる作業棟へ向かった。

 初めに入った作業棟はちょうど休憩時間中で、受刑者は2~3人が角の方にいただけで、他の人は皆、休憩所?へ移動していたようだ。ちょっと拍子抜け・・・で、そこがどんな作業種の棟だったかは忘れてしまった。(縫製作業だったかもしれない。)

 その次の作業棟へ移動する時に外へ出たら、別の建物の2階から相当な人が集まっていると思しきガヤガヤ雑音が聞こえてきて、そこが休憩所なんだろうなと思った。たくさんの受刑者が狭いところで休んでいるんだな・・・暑いけど何か飲み物でも出るんだろうか・・・人間が見えない所ですごいガヤガヤが聞こえてくるのはなんとも異様な気がした。

20090709_025_3  次の作業棟へ入った。今度は作業中の受刑者でいっぱいだった。印刷の作業をしていた。ほとんどの受刑者がこちらを見ようともしない。ただ一人、刺青が袖からもれて見える若い受刑者が、笑顔でといえば聞こえはいいが、どっちかっていえばニヤニヤって顔してこちらを見ていた。年配者はほとんど作業に集中しているように見えた。ほとんどの人がまじめに作業していて、当初予想していた威圧感や鋭い視線といったことはまったく感じなかった。ボクが過去にバイトしたことある工場の雰囲気そのままだ。そこだけ見れば刑務所なんて雰囲気はまったく感じられない。でもやっぱり刺青の人は多かったように思うが、それはボクが刺青を気にして見ていたからかもしれない。

 作業していた印刷物は何かと思って見てみたら「保証書」だった。どこの会社のものかまでは見られなかったが、大量に積み上げられていたので、隣の東芝府中からの請負作業だろうか。

 その次は、自動車整備の棟へ移った。

 その移動の際にも休憩室?の横を通った。その建物の外の軒下を通ったのだが、窓はすべて鉄格子とルーバーで遮られていた。好奇心からルーバーの隙間から中を覗いてみた。ルーバーの角度がきつく、下の方しか見えなかったのだが、そこで、将棋のような碁盤ゲームをしているのが見えた。それで初めてここが休憩室だとわかった。そこからさっきのようなガヤガヤ音は聞こえなかったので、それほど多くの人はいないのだろうか。人がいるとわかってとっさに覗くのをやめてしまった。その将棋のようなゲームは駒が丸い紙のようなもので作ってある感じで、将棋なのかチェスなのかわからない。オセロではなさそうだったが、どこかの国のゲームなのかもしれない。よく考えれば向うからこちらも見えないはずだから、もっとじっくり見ればよかったと後悔。しかし、わずかな休憩時間にも限られた楽しみを満喫しているのだなと思うとちょっとブルー。

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FUCHU PRISON  府中刑務所を見学した・・2

 生活房を見た後は、風呂を見た。入浴は週1回、夏場は1日おきにシャワー浴だそうだ。

 入り口の壁に遵守事項が書いてある。号令に従い動くこと、かけ湯は2杯まで等々、もっともっとたくさん書いてあったがとても覚えられない。

 浴槽にはもう湯が張ってあり、桶などもきれいに並べてあった。桶は銭湯によくあるような黄色い桶で、もし「ケロリン」って書いてあればそのまんまだ。風呂場の面積や浴槽の大きさはちょっと大きな銭湯といった感じ。浴槽はステンレスで風呂場の中央にあり、入口以外の壁三面はすべて洗い場でそこにも小さなこれも銭湯によくあるいすが並べてあった。天井は低く殺風景で、銭湯なんて長閑な雰囲気はまったくない。

 入浴時間は15分、一度に20人ほどが浴室に入り、すべて号令により一斉に動くらしい。入浴風景を想像すると、壁に向って受刑者がずらっと並んで体を洗う、浴槽にも輪になるような感じで受刑者がくっつくような感じで並んで入る。号令により洗いと入浴が入れ替わる・・・そんな感じなのだろうか。

 しかし受刑者が3000人として、週に1回の入浴だとしても一日約430人。風呂場が刑務所内に何箇所あるかは聞き逃したが、次から次へと受刑者が来るわけだから、入浴予定の受刑者すべてが入るためには、号令により時間通り動かさないといけないのはわかる・・・

 その後、作業房へ向かう。

 もっとゆっくりと見たいのだが、それこそ号令ならぬ指示通り動かないと刑務官に目で急かされる。ボクはどうしてもじっくり見てしまうので列の一番最後になり、最後尾に付く刑務官のすぐ前を歩くといった感じになった。担当刑務官の説明は前の方でしているので、ボクには聞こえない。だからその最後尾の刑務官にいろいろ話しかけては質問した。若い刑務官で、最初ボクの質問に‘答えてもいいのかな’って顔を一瞬したが、しっかり真摯に答えてくれた。だけれど列を崩さず早く前に行ってほしいという表情はありありだ。ボクが最後に棟を出るとその若い刑務官が「ガチャン」と重そうな鉄の扉を施錠する。その場所に配置の刑務官がいるときは「施錠いりません!」「オ”イ!」なんて掛け声で敬礼する。

 

 

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FUCHU PRISON  府中刑務所を見学した

7月9日(木)

 今日、また仕事を休んで遠出した。

 今日は府中。東京都府中市だ。

 何をしに行ったか。もちろん競馬。じゃない。なんと刑務所、日本最大の刑務所である府中刑務所の見学だ。

20090709_041  念願の刑務所の見学がここ府中で叶うことになった。一昨年、仕事上のことで裁判というものを始めて傍聴した。その後刑務所への関心も強くなりチャンスさえあればどこでもいいので行きたいと思っていた。その上、最近死刑の問題が再び自分の中で大きな関心となっていて、刑務所への好奇心は増大していたところだったのだ。

 そこへひょんなことからこの企画を知った。

 主催はアムネスティ・ジャパン、会員専用の企画。ボクは会員じゃないのだけれど、頼んだら受け入れてくれた。

 こうなると仕事どころではない。

 午後1時20分現地集合に間に合うように、朝子どもたちを送り出してから妻とともにほぼ8時に車で出発した。

  この企画の取りまとめ世話役の石川さんという人から、刑務所内に車を停めることは考えないほうがいいと事前にメールでアドバイスを受けていたが、ちょっと早めに現地に着いてしまったので、そのまま車で行ってみたら簡単に入れてくれた。ラッキー!

 心配だった駐車場問題がすぐ解決したので、妻と刑務所周辺を散策した。周辺には緑が多く、知らずに通ったらここが刑務所だとは思わないだろう。取り囲む塀も高いけれど、昔のような威圧感は感じない。

20090709_005 正門入口にこんな看板が出ていた。期待は高まる。

 妻は見学には参加できないので、ここで別れて、長女に会うために府中から京王線で新宿に向かった。

 ‘面会所入り口’前に一人で戻り、石でできたベンチのようなものに腰かけて、アムネスティの人が事前に刑務所に出したという質問書を読んでいた。質問は43項目にも及んでおり、無知な自分には十分な内容だ。自分が聞きたいと思うことはほぼ網羅されている。

 刑務所はこの質問すべてに答えてくれるのだろうか・・・

 そんなことを考えていたら、一人二人とキョロキョロしながら人が歩いて来た。ボクと目が合うと、こっちへ寄ってきて「アムネスティの方ですか?」と聞かれた。自分も一参加者であることを伝えると、その人も初めて見学に来た人のようで、しばらく雑談。そのうちにぼちぼちと人が集まり始めた。集合時間の1時20分を少し過ぎたころに、石川さんが何人かをひきつれて到着した。あれ?石川さんってこんなおじさんだったのか・・・メールで何度かやり取りした印象は、すごく若い学生あがりのような人なのかと思っていたら、なんと初老(というと失礼か)の男性だった。見学者は総勢で22名。男女はちょうど半々だった。

 石川さんより事前の簡単な説明を聞いて少し待っていたら、刑務官が何人かで迎えにきた。いよいよだ。この時点で1時40分くらいになっていて、だいぶ時間が押していた。最初の玄関口で二列に並ばされて人数チェックを受け、2列の隊列のまま行進するような感じで、建物(管理棟?)の正面入り口を入った。

 まず、大きな会議室に案内され、刑務所の職員さんより施設概要の説明が行われた。「調査官(?)のフジモトです」とあいさつされた。こういう時代だからなのか、相手がアムネスティだからなのかわからないが、応対は非常に丁寧で、物腰も柔らかだ。

事前説明で印象に残ったことは・・・

・日本に刑務所は77か所あり、府中が日本最大

・収容定員2,842人 に対し現員2,986人 144人超過の状態。

・日本人受刑者の平均刑期が2年7か月、平均入所回数4.4回(ほとんど累犯)、

・犯罪の種別 窃盗37%、覚せい剤28%、詐欺7%、傷害6%、殺人1%

・日本人受刑者の72%は高校中退以下の学歴、74%が収監時に無職の状態、読み書きが苦手の受刑者多い・・・

・刑務所内での作業報奨金 月平均2,500円

・常勤医師 内科医3名、外科医1名、精神科医4名、歯科医1名 看護師10名、准看護師15名

・知的障害のある受刑者 32名  (私見だが、これはおそらく療育手帳保持者の数だと思う。上の読み書きが苦手とかって認識されている人の多くは知的障害者でありながら手帳がないためにここにはカウントされていないのではないか。いわゆるグレーゾーン・軽度の知的障害者は相当数に上るのではないか…)

 ざっとこんな事前説明だった。

 次はいよいよ、受刑者のいる刑務所内の見学だ。

 写真はもちろんダメ。メモもだめ。メモしているところを見られると嫌がる受刑者が多いらしい。とにかく手ぶらで入ってくれとのこと。

(メモくらい許されると思ったが甘かった。記憶力に自信がないボクにはつらい。これからあとのことはその自信のない記憶を頼りに書いているので、間違いや見当違いが多々あると思いますがお許しください。)

 管理棟から受刑者のいる空間に入ったら、行くとこ行くとこで人数チェック、施錠。

 まずは、居房を案内された。現在作業時間中でちょうど受刑者がいないため、中まで入ることができた。

 まず独居房。居室(寝室)のドアも開けて中まで見せてくれた。テレビドラマや映画で見るのと全く同じ。狭い間口で、奥に洋便器と洗面が設置されている。ベッド、机を置けばほとんどフリーのスペースはない。ここは外国人の多い房だとのことだったが、アラビア文字(イスラム?)のような本が置いてある部屋や、人民日報が置いてある部屋もあった。新聞は自費で読めるらしい。

 刑務官の説明で、独居房にいるのは凶悪犯の受刑者と思っている人がいるが、ほとんどの受刑者は大部屋ではなくて独居房(いわゆる個室)を望むらしい。大部屋での共同生活はいやなんだそうだ。至極当然。ほとんど順番待ちのようなじょうたいなのだとか。

つづく・・・

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手当たり次第・・・

7月7日(火)

 相変わらず、脳が活字を要求する。

 なんなんだろう・・・

 乱読、濫読とはこういうことを言うのか・・・

 今現在、10冊くらいの本を同時に読んでいる。その場その場でそこにある本を手にとっては読んでいる。10分前とは違う本を読む。だけど今の自分の脳はそれについていける。

20090704_044  二日前から読み出した本がこの4冊。まだ読み中の本が5~6冊。

 枕元に5冊、トイレに2冊、リビングに2冊、車に1冊・・・気分次第でどれでも読む。

 仕事なんか脳みそから吹っ飛んでいることは言うまでもない。

 いつまで続くか、この状態。

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またも繰り返される悲劇・・・何も学べていないボクたち・・・

7月6日(月)

 あすは七夕・・・

 だけどそんな気分は吹っ飛んでいる。

 またも、事件は起きてしまった。大阪のパチンコ店放火事件・・・

 また今回も、「人生に絶望した・・・誰でもいいから殺したかった・・・」

 この1年だけでどれだけ同じような事件が起きたか。

 またも、犯人個人のせいだけにして片付けるのだろうか、社会は・・・

 ボクたちは何も学べていない。また起きる。これらの事件を個人のせいにだけして終らせれば必ずまた起きる。

 ‘ひめゆり’の現実と同じだ。この事実から目を逸らしてはいけない。

 痛みを感じなくなったらお終い。痛みを共有しあおう。明日はわが身だ。

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ひめゆり上映会・・・ありがとう

7月4日(土)

20090704_005  ついに本番の日が来た。

 昨年末に実行委員を組織してから半年余り・・・

 この間、‘がんばらずに’頑張ってきた。

 肩肘張らず、自分にプレッシャーを掛けることなく、他の人にプレッシャーを与えるでもなく、そう、とにかく穏やかな気持ちでこの半年余りを取り組んだ。

 あっという間に今日が来たという感じだ。

 お客さんは来てくれるだろうか・・・

20090704_019  2回の上映で、合計320名を超えるお客さんに来て頂いた。ありがたい・・・

 そして多くの人がアンケートに応えてくれた。真摯に応えてくれた。

映画の内容は、重く衝撃的だ。アンケートでこんな言葉を残してくれた人もいました。

‘ひめゆり生存者たちの言葉は、予想以上に重く、私の心はそれを受け入れる準備ができていなかった。今はとても苦しい・・・だけど、目を背けず最後まで見てよかった。’

証言する元ひめゆりの生存者も苦しい、それを聞くボクたちも苦しい。

だけど、そこから目をそらしてはいけない・・・

今は、感謝しかない。すべてに感謝したい。

20090704_034

 

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ひめゆり  いよいよです

7月1日(水)

 ひめゆりは、今度の土曜日7月4日に高山で上映されます。

 いよいよです。

 スタッフ一同、一人ひとりがそれぞれにできることを地道にがんばってきました。

 それは、この映画を一人でも多くの人に見てほしい、ただそれだけの思いです。

 たくさんの人に人に来てほしいです。

 そして、考えてほしいです。

 どうかよろしくお願いします。

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